定例句会

12月句会の表情(令和6年12月)

定例句会
新井季代子

  • 司会:角田創
  • 記名:伊師由紀子 高橋和夫
  • 会場:アミュゼ柏 1F

令和6年12月28日、今年も残すところあと三日で新年がやって来るという押し迫った日に句会が開催されました。並みの言葉で言えば「慌ただしくこんな忙しい時にどうして句会をやるの?」と言いたくなりますが、こういう時期に開催せざるを得ない状況を皆さんに分かって頂きたいとの江畑哲男代表の挨拶を後から伺って、内心不満に思っていた自分を反省させられました。現在はアミュゼや中央公民館などの公的施設を利用してサークル活動を続けている団体がとても多く、会場の利用予約は年々厳しさを増し、毎月句会を開催する事はとても困難になっているのだそうです。改めて会場取りに奔走する方々に感謝の念が湧いてきました。令和7年も毎月句会が開催されるようにと念ずるばかりです。

午後2時の出句締切りの後は江畑代表による川柳教室。始めにいい話から。東葛会員でよみうりカルチャーセンター受講生のY・Kさんから、自動車運転の認知症検査で見られる語彙の数が他の参加者よりもダントツに多かった。係の方にビックリされた、というエピソード。一にも二にも川柳を続けているお陰と喜んでおられたお話が紹介されました。

川柳教室の後は藤田光弘さん指導の気功です。いつまでもみんなが健康長寿であってほしいと願うばかりです。

さて句会

最初の宿題は「ガッテン」

選者は川柳みるふぃーゆ代表の島根写太さん。今では日川協の常任幹事もされておられ、みるふぃーゆを飛ぶ鳥を落とさんばかりに成長させたパワーが感じられる方です。一語一語明瞭に発音され、明る<ハッキリとした披講でした。

次の宿題は「ほくほく」

選者はつくばね番傘川柳会の会長江崎紫峰さん。この6月につくばね35周年記念大会を盛大に開催したそうで、つくばねはなんと東葛の弟分にあたります。三才賞には、ご本人が上梓された句集を添えられたようです。

次の宿題は「拾う」

選者は東葛にあって新進気鋭の山﨑智さん。読売新聞全国版の「よみうり時事川柳」に句が掲載されることもあるそうで、東葛で初めての選者を実に堂々と落ち着いた口調でハッキリと披講をされました。

最後の宿題は三句連記の「今年のニュースから」

選者は江畑代表です。目まぐるしく変わる世界情勢の中、今年はいったいどんなニュースが読み上げられるのか!皆さん固唾を呑んで聴き入りました。今日の出席者は51名ですが、年末の事情もあってか早退された方が多くあり、残っておられたのは約40名程度の方々でした。最後まで皆さん真剣に聞き耳を立てて代表の披講を味わっておられました。

句会の予定が全て終了し有志による後片付けを終えると、
どうぞ良いお年をお迎えくださいと挨拶を交わしあって暮れの街を家路へとたどりました。

 

羽織姿で披講を聴く小菅八柳さん

 

自由吟の特選ゲットを喜ぶ酒井千恵子さん

会場には駒木香苑さんのお顔も久しぶり