コラム

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川柳にまつわるあれこれ、季節や地域のトピックスなどを語ります
柳誌「ぬかる道」に掲載されている巻頭言全文も読めます。

遊人のユーモア・エッセイ

もっといい話

人からお借りして「花鳥風月」という本を読んだ。昭和10年刊行とあるから、かなり古い本である。江戸、明治の食べ物、酒、風俗、着物などに関する他愛も無い話が載っている。中でも、江戸の夜鷹(街娼)に関する話...
ぬかる道巻頭言

【『ぬかる道』第447号 巻頭言】
『気分を新年に変えながら』

巻頭言『気分を新年に変えながら』 江畑哲男 とてもとてもそんな気分にはまだまだなれないのだが、仕方あるまい。この原稿を書いているのは、令和6年12月12日。雑誌の上ではすでに「新年号」である。ここは吉...
中野彌生エッセイ

勝ちゃんのこと

今から72年も前の1952年(昭和27年)、敗戦から7年経った頃のことです。 当時の私は大連から引揚げて、縁故を頼りに辿り着いた片田舎で、小学4年生でした。 小学校の教室では、教壇に近い前の席に、勝ち...
山田とまとエッセイ

取材の余波

もう7・8年ほど前のこと、NHKの「ドキュメント72時間」という番組があり、そこで取材されたのです。もちろん、偶然取材班と出会ったというだけのことですが! それは暑い夏、8月のお盆の日。なるべく涼しい...
ぬかる道巻頭言

【『ぬかる道』第446号 巻頭言】
『川柳での受勲を喜ぶ』

巻頭言『川柳での受勲を喜ぶ』 江畑哲男 去る11月2日(日、祝)、大きな大きなニュースが飛び込んできた。皆さんもよくご存知の津田暹(千葉県川柳作家連盟前会長)さんが、旭日双光章を受章されたというニュー...
中野彌生エッセイ

ナマの有名人

テレビの画面で若者が、「あっ!ナマの○○だ! !」と有名人を観て発する場面を、幾度か目撃したことがありました。 どうやら有名人を真近かに観ると、ナマの○○と言うらしいのですが、ナマとは素のままでとか、...
遊人のユーモア・エッセイ

空港はハイテンション

よく仕事で海外に出かけていた頃、習慣にしていたことがあった。それは、三時間前に空港に着き、財布の中の国内向けクレジットカードを海外向けに差し替え、そして食事をすることである。別にお腹がすいていたわけで...
ぬかる道巻頭言

【『ぬかる道』第445号 巻頭言】
『川柳の絆を大切に』

巻頭言『キャッチコピー効果』 江畑哲男 このところ、あちこちでこう訴えている。《川柳の絆を大切にしていこう!》、と。 コロナ禍を超えて、川柳の大会が各地で再開されるようになった。ほっとしている。コロナ...
遊人のユーモア・エッセイ

饂飩

あちこちで打ち立てうどんのお店ができている。味も本場の讃岐うどんに劣らない。どうやら、うどんの逆襲が始まったようだ。 今まで、うどんの立場は弱かった。どこか惨めささえも漂っていた。蕎麦はルチンたっぷり...
中野彌生エッセイ

トリセツ

トリセツと言う言葉を初めて見たのは、5~6 年くらい前のことでした。 本屋で新刊書を見ていた時、小冊子の表紙に「○○のトリセツ」とあったのですが、時流からは相当遅れている私には、トリセツの意味がさっぱ...