- 司会:川名信政
- 記名:井上すず 中村久代
- 会場:アミュぜ柏 1階
- 出席者:44名、欠席投句者27名
今年最後の句会はなんと暮れも暮れの27日。よくぞまあ流行りのインフルにも罹らず、45名ものご参加にまず驚きました。
気功も川柳教室もありませんでしたので、『ぬかる道』を熱心に読まれる方、ゆっくり皆様とお話しをすることができました。
何気ないお喋りから拾う気持ち
暮れの句会、お正月の準備は済んでいらっしゃるのだろうかと気になり伺うと、正月は嫁の利根の家族と料理を持ち寄って毎年いっしょに過ごし、担当は炊き込み五目飯と春巻きとおっしゃる方や、今年は二人だけのお正月なのでカンタンにと言う方もいらっしゃいました。
最近楽しいことがありましたかと伺うと、独居老人は楽しいことは何もない、この句会でみんなと会えることを楽しみにしていると言われる方がいらっしゃり、気になりました。
真っ赤な帽子と上着の山田とし子さんは、間もなく96歳。最近デイサービスに朝から夕方まで通うため句を作る閑がないが、句会を休むのは悲しいので今朝三時に目が覚めて句作、やっと間に合ったそうです。
選句の間に外に出かけた方も多く、ガランとした会場で居眠りをしている方も見られ、最近の東葛の様子が気になりました。「寂しい」とおっしゃる幹事の方は、原因を追究中だそうです。句を出したら早退したいと時々思うという方も…なぜでしょうね。確かにひとりでポツンとしている方もいましたが…。
暮れの句会が迷惑だとおっしゃる方はいらっしゃいませんでしたが、それにしても、常連の御顔が多数欠けており、寂しさを覚えました。
初参加の40代の若い女性を迎え、2026年は明るい賑やかな年になることでしょう。
3時時まず、永見忠士幹事長からHPの快復の報告と、新人会員の紹介がありました。星野康文(やすふみ)さん(会計担当)、内田悠華(ゆか)さん…柏在住の40代!今日の句会には東葛のHPを見てご参加。なお、川柳は1ヶ月前からルールも知らずに作り始められたとのことです。
続いて、司会は白い髭が山羊さんのような川名信政幹事から句会の開始がアナウンスされました。
江畑哲男代表の挨拶|お詫び三点
慌ただしい時期の句会開催ですみません。千葉県で最後の句会になりました。初代代表今川乱魚は「詩人たるものに盆正月なんか関係ない!」と言っていたそうです。同感です。
例年最後の句会は「今年のニュースから」だったが間違って抜かしてしまったそうです、また選者が全部男性になってしまったことも併せて詫びられました。
選者紹介
松橋帆波さんは、東京池袋川柳会講師で川柳人としては珍しく弁も筆も立つ方です。句会より勉強会の方が講師は難しい、何か話すものが必要です。今日は柳話をお願いしました。
江崎紫峰さんは、つくばね番傘主宰のまっすぐな性格の方です。
高橋和男さんは、松戸川柳会事務局長で事務能力が高く頼り甲斐のある柳友です。
披講
松橋帆波選宿題「郵便一切」

披講の前に「お年玉の柳話ー川柳の楽しみ五つ」
一、読む楽しみ
サラ川《課長いる?返った答え要りません》サラ川《まだ寝てる帰ってみればもう寝てる》、新聞の柳壇《「競艇は世界の平和家庭不和》、古川柳《母親は勿体ないが蝙しよい》
一、書く楽しみ
仕事・暮らし・街の風景
例えば、電車内で女性が連れに「私痩せた?」と尋ねた。その応えを勝手に川柳にすると、〈そうだとも言えず太ったとも言えず〉しかしこれでは言葉が足りない、抜けない。
一、集う楽しみ
初心者講座・セミナー・飲む楽しさ
一、競う楽しみ
競うのはスポーツだから五七五とか、「し止め」はいけない等「ルール」がある。孫の句は詠むなというが孫は可愛いだけではない。現代の孫を詠んでもよいのでは。
一、創る楽しみ
文芸として句集を出す。
川柳は一生添い遂げられる楽しみ!配偶者より頼もしい!
帆波さんはサービス精神溢れる方で、披講の際にはいつも題に合わせてコスチュームを召されます。今回は自作の郵便局員の制服風のジャケットと帽子。黄色い筋が入った帽子、ジャケットにさっと早替えで披講。総評としてとれない句は無かったそうです。披講中、随所に笑いが聞かれました。
江崎紫峰選宿題「詰まる」

久々の選で戸惑った、三才賞は地元米にしようと思ったが重いので、来年の干支にちなんで「千里の馬」という茶にした、最初の十五句は投句 ー 投句は早く読まないと眠くなるとボソッと、笑いを誘っていました。
高橋和男選宿題「後任」

隣組みの吟社「松戸川柳会」から来ました、松戸の吟行会では日下部敦世さんに選者で来ていただきましたと恰幅の良い体から澄んだバリトンで披講、男声の魅力を発揮されていました。
江畑哲男選三句連記「スパイ」

時間が押していたため、巻頭言「SNSの時代」には触れられませんでした。披講の前に『スパイは日本の「何を」狙っているのか』(青春新書インテリジェンスPI729) を紹介され、帰りに本屋に立ち寄ってくださいと。
披講の後には、新春句会のPR をされました。やすみりえさん、大阪から平井美智子さんがいらっしゃいますと赤いチラシを元気よく掲げていらっしゃいました。心臓の手術を乗り越えられた代表は前より一層溌剌として見えました。
皆様 26年も健やかに川柳沼にどっぷり漬かりましょう!

初参加の内田悠華(ゆか)さん、皆さまよろしく。

文字にして見える化で川柳の楽しさを

すずさん(右)初体験の文台を見事にクリアー
