定例句会

句会の表情(令和4年12月)

定例句会
新井季代子
  • 司会:角田 創
  • 記名:日下部敦世、伏尾圭子
  • 会場:アミュゼ柏1階
  • 出席者55名、欠席投句者34名

急激なゼロコロナ政策でなく、穏やかな行動制限のないウィズコロナ政策へと舵をとる我が国ですが、全国のコロナ感染者数は正確には把握できないものの、20万人以上との発表が毎日続いていいる現状です。5回接種を終えた方でも安心する事無く、ソーシャルディスタンスを守り、手洗いマスク着用を励行する暗黙の了解が守られています。しかし少しずつ徐々に経済的にも前に進んでいる傾向は感じられます。おまけに今日はクリスマスイブ。有名なケーキ屋さんの前には長い行列が出来、クリスマスプレゼントのおもちゃ選びを冬休みに入った子供と一緒に奮闘する親御さんの姿も見られます。柏駅のコンコースでは、ああそうだったねそうだった、柏ってこんな感じだったなあと3年ぶりの賑わいを嬉しく懐かしく思い出しました。

さて、アミュゼ柏での12月句会です。会場のホワイトボードには江畑哲男代表の川柳教室は本日ありません、気功ありますと。出句締め切りの2時過ぎからは藤田光宏顧問の気功が始まる。しばし気功で気持ちを集中させ、体をゆったりとリラックスさせる心地良さを味わいました。

定刻3時からの句会のスタートは先ず代表から。この一年経つのが早く感じた人も又遅く感じた人もいる事でしょうがと、「ジャネの法則」を披露。得てして年少者は日々充実して感動や発見が多く、一年がゆっくりと過ぎるのに対して、我々年配者は一年があっという間に過ぎてしまう傾向があるとの説でした。以前NHKテレビの「チコちゃんに叱られる」でも放映していましたが、年配者はときめきが無いので一年があっという間に過ぎてしまうようなのです。これではいけませんね。我々年配者も日々小さなことの中にも喜びや楽しみを見つけていきたいものです。

「来月上映のDVDにご期待を」と江畑代表の挨拶

 

久しぶりに会えば話に花が咲き

「足首をゆっくり回して」と気功指導の藤田光宏さん

 

脱マスクはいつになったら…

宿題「破天荒」 中島和子氏選(東京番傘川柳会会長)

飾らない性格で句がうまく酒に強いとの代表の選者紹介の通りで、私は川柳よりも酒が好きですと公言されました。サッパリとした印象でテキパキと披講を続けられました。

宿題「パズル」 植竹団扇氏選

こちらは川柳よりも落語が好きと公言され、漫談調の披講で会場を楽しく笑わせながら進めてくださいました。

宿題「余韻」 小林洋子氏選

出身は松戸川柳会。出席者が多くて東葛川柳会の選者は敷居が高く、とても難しかったとおっしゃりながらも、そつ無く披講をまとめられました。

宿題「今年のニュースから」 江畑哲男代表選

今日は今までになく大勢の出席者のリアル句会でとても楽しめましたと、いつもながらのテンポの良い披講でした。代表の軸吟、「愛妻と呼ぶ同性のパートナー」今年程ジェンダー問題が取り上げられた年はなかったように思える中、令和4年を締めくくるのに適宜な句であると唸らせてくれました。

来年のうさぎ年が一層の飛躍の年になるように願い、新春句会での再会を誓い合って12月句会はお開きとなりました。