- 司会:角田 創
- 記名:川崎信彰 角田真智子
- 会場:アミュゼ柏1階
- 出席者62名、欠席投句者31名
7月22日、この日も朝から厳しい暑さとなった。関東地方は平年より三日はやく梅雨明けとなった。テレビは朝から、なるべく外出を控え水分補給をするようにと呼びかけている。東葛は、年間で一番暑い七月句会を迎えた。
開場は12時半というのに、10時には副代表兼幹事長の永見忠士さん他が会場づくりを始める。やがて会計担当が、そして『ぬかる道』の発送担当が定位置につく。皆さんの役割意識の旺盛さに改めて感心する。12時も過ぎると会員が続々タオルで汗をふきながら到着、会場は賑わって来た。コロナもようやく収束の様子をみせ先月の出席者は久々に70名を記録したが、さて今月は?
出席62、投句31計93と司会の角田創さんから会場に伝えられる。猛暑のなかでも句会を楽しみにしている会員の元気が頼もしい。
江畑哲男代表あいさつ
ゲスト選者の紹介をする前に募金の依頼があり。募金は我孫子市の白樺文学館の設備リニューアルなど充実に関する事業への協力。小銭でも結構ですよとみんなに呼びかける。
七月句会のゲスト選者は石岡川柳会会長の海東昭江さん、「かいとうてるえ」さんと読みます。江畑代表は著書の『ほお笑み返し』を開き、彼女のユーモア作品、「猪突猛進恋に遠慮はいりません」を紹介された。
出句締切14時。このあと会場ではリフレッシュしましょうと恒例の気功が藤田光宏さんの指導で始まった。光宏さんは気功を40年も続けており、病気の記憶はあまり無いと言う。気功の「気は元気」、効果てきめんなのだ。指導が始まる〜〜息を吸います、吐きます。大きく吸い込んで体を反らして水平にぐるりと回して、前に例して大きく吐きます。足首をつかんでゆっくり体をあげる。吸い込んだ息を胴下丹田にためます〜〜内容が正確かどうか、そんな号令を受けながら鈍った体を動かしハアハア言いながら終わる。それから3時まで休憩に入る。
3時から披講に。文台は川崎信彰副代表と角田真智子さん。
最初の宿題は「リーダー」選者はゲストの海東昭江さん
披講前の語りは、「地方は高齢化でやむを得ずの閉会が増えている。そんな中、東葛のこのような賑わいが楽しそうで羨ましい。今日はこの熱気を受けて刺激をもらい、エネルギーを貯めて帰りたい」と言われながら披講に入る。
次の宿題は「おもてなし」、選者は伊師由紀子幹事。
「こちらはおもてなし上手な女性」と代表から紹介されていた。すてきな笑顔と明るい声で入選句を読みあげていく。
三つ目の宿題は「配る」、選者は矢嶋もと之新幹事。
代表からは「新進気鋭の売り出し中」という紹介があった。先週は、浦安川柳大会の司会役を務めていた。声量豊かな披講を披露してしく。
最後は「自由吟」(三句連記)、選者は体調回復された江畑代表。
「病み上がりは意識している。やはりリアル句会はいいですね。文芸的な句ばかりでなく、適当にユーモア句もあって、その場の感動をみんなと共有できる」と楽しそうにみんなに笑顔を向ける。披講はいつものようにリズムのいい、明るい声調だ。集まったみんなは、自分の三句連記のどの句が抜かれるのかに興味を抱きながら、披講に酔っていた。
きょうは全体に面白い句の披講が多く、場内は明るい雰囲気だったように感じた。梅雨明けしてもこれからが夏本番、八月句会もみんなの元気な笑顔に再会できますようにと祈りながら、気持ちは暑気払いの冷たいビールに走った。