- 司会:角田創
- 記名:川崎信彰 角田真智子
- 会場:アミュゼ柏 1F
東葛川柳会の新春句会が1月25日(土)12時よりアミュゼ柏プラザ一階で開催された。令和7年第1回目の新春句会は会場満席となる83名の出席と、欠席投句38名合計121なった。
新春句会は、第一部は「講演会」、第二部は「句会」と二部構成の式次第となった。ゲストは全日本川柳協会理事長の小島蘭幸氏と台湾川柳会の代表、杜青春氏の両名。司会の角田創氏から今日のお題と式次第が案内され投句締め切り後に第一部「講演会」が開始された。
今日の講演は台湾川柳会代表の杜青春氏の「台湾川柳会よもやま話」、台湾川柳会の設立の背景から昨年の創立30周年に至る長い歴史を語った。台湾川柳会は日川協の会員でもあり、日川協を始め、各句会と長年にわたり親密な交流をしている。昨年の台湾川柳会創立記念では東葛川柳会江畑哲男代表はじめ日本から40名ほどの川柳愛好家がお祝いにかけつけている。長年の川柳を通じての日台の友好関係を杜青春氏は語った。
選者選考の時間を活用して、恒例の藤田光宏氏の「気功」が行われ参加者全員気分をリフレッシュした。
第二部「句会」では江畑代表よりゲスト選者の紹介が行われた。今月のゲストは全日本川柳協会理事長の小島蘭幸、川柳きやり吟社代表の安藤波瑠、松戸川柳会会長の米島暁子である。各選者の宿題句は下記の通り。
【第二部「句会」】
- 宿題「リピート」小島蘭幸(全日本川柳協会理事長)
- 宿題「書籍」安藤波瑠(川柳きやり吟社)
- 宿題「女」米島暁子(松戸川柳会)
- 宿題「自由吟」江畑哲男(東葛川柳会)




東葛川柳会江畑代表から各選者の紹介が行われ、新春句会の挨拶の中で「我以外皆師」の圧咸言を紹介し、自分の足らざるところを学ぶ姿勢の重要性を話した。また「グローカル」の言葉を引用し、地域にしつかり根を下ろしそこから天下国家を見据える姿勢も川柳会において重要であると語る。今回の新春句会では、日本川柳界のトップから台湾川柳界のトップまで顔を揃える句会となったことの喜びを語った。
披講では小島蘭幸理事長の自己紹介があり、川柳との出会いの経緯や当時のエピソードが大変興味深く語られた。また岡山県笹岡市の古城山公園や久米町南町の弓削川柳公園の紹介があり、数々の著名川柳作家の川柳顕彰碑が建てられていて、岡山大会の際は是非お立ち寄りくださいとのことであった。
引き続き、安藤波瑠(川柳きやり吟社)、米島暁子(松戸川柳会)、江畑哲男(東葛川柳会)と披講が続き、50秀句、ユーモア句、特選句の披講と表彰が行われた。
東葛川柳会令和7年の新春句会は欠席投句を含め121名もの参加者が集まり、和気謁々と楽しい雰囲気で実施された。特に笑いを誘うユーモア句も多く、会場は笑いの渦に包まれた。
2月以降も東葛川柳会の句会に是非足をお運びください。

披講前の記念写真

老沼正一さんがもらった蘭幸理事長のサイン

受付にできた長い列

広島から小島蘭幸理事長が

台湾から杜青春さんが
特選句に輝くお二人

ユーキャンから栗田賢一さんが

独特の呼名で人気とりの武者駿造さん

蘭幸さんを囲んで賑やかな二次会