ぬかる道

『ぬかる道』令和6年(2024)4月号

ぬかる道

『ぬかる道』第438号 2024年4月1日発行

目次

  • 巻頭言/第二のD・キーンは生まれるか?…江畑哲男
  • とうかつメッセ…江畑哲男選
  • とうかつメッセ《自選》
  • 東葛飾川柳会二月句会
  • 句会の表情…野澤 修
  • 『ぬかる道』2月号鑑賞リレー/団扇さんのひょっこりはん…植竹団扇
  • 大人の交差点(175)/柏市と相撲…永見忠士
  • こどもの眼 こどもの声 五七五(1)…日下部敦世
  • 表紙のことば…小川明子
  • 川柳再考 Before & After(41) …加藤当白
  • 誌上課題吟/「ねじる」…中島久光選
  • 編集風だより
表紙のことば 【たんぽぽ 33×80(部分)】  小川明子(松戸市)
まだヨチヨチ歩きもしなかった頃、(多分…)
母の腕から離れて、春の地に私が置かれた所は、水色の小さな花「おおいぬのふぐり」や、たんぽぽが咲いていた地面だったのではないでしょうか?
覚えてないけどそんな気がします。
だからたんぽぽから見上げられると
「ここにいたの?」「今年も会えたね」と声をかけたくなります。
冬の間低く葉を地面にひろげて暖かくなると新しい葉を出して立ち上がるのですね。
根の長いこと!! そして花は希望を持った明るい黄色!! たくましい!!

花は木綿の黄色布を細く切ってたんぽぽに組み立てました。葉は羽裏から。羽裏は羽織につける裏地のことです。
羽織の前見頃をパッと開いて、虎の顔を見せるお洒落さんがいたり おもしろいシルクが多く布絵にはよく使います。
わたげは小さなレース地で作りました。