巻頭言『心合わせをしていこう』
まずは、先月のメッセ賞授賞の報告から。
増田幸一さん(柏市)の「御礼の言葉」が自然体でじつによかった!そんな評判が小生の耳に届いている。
メモも持たずに檀上に立たれ、しみじみとこう語られた御年96歳!(97歳かも?、笑)。ますますのご活躍を祈念しております。改めて、おめでとうございます。
報告!、幹事会・同人総会
4月27日(土)は東葛の例会日であると同時に、幹事会と同人総会の開催月だった。4月は年度始め。年に何度か開催されるなかで、4月がもっとも重要な会議になる。
まずは、新幹事の紹介に始まり、会計報告(含む監査報告)と続いた。若干の質疑を経て拍手承認。
事業計画では当面する課題が提起された。この巻頭言で何度か訴えているように、いま東葛では課題が山積している。巻頭言という場で、代表が細々とした課題を列挙するのはいかがかとも思うが、そこは東葛流。包み隠さずお伝えして、会員一同「心合わせ」をして参りたい。
東葛川柳会が抱える当面の課題は下記である。
①『ぬかる道』発送業務の件
6月号以降、業者に発送業務を一部委託する。
《注記》しばらくは試行錯誤が続くだろう。一部で混乱やミスも生じるかも知れぬ。そうした場合には、遠慮なく永見忠士幹事長までお知らせ願いたい。
②編集の件(いくつかの課題)
- 句会入選句、入力者の複数確保
- 暑中見舞い・年賀広告の担当者の選任
- 『犬吠』誌への句会実績報告(求む、新任者)
《注記》要するに人手が足りない、ということだ。データ入力くらいはお手伝い出来るという方は、手を挙げて欲しい。ご連絡をお待ちしている。
③会計実務担当者の件(=大きな課題)
プラス指向の課題も提起
何やらマイナス面を補う課題ばかりを並べてしまった感があるが、これも会の現状だ。会員の皆さんには、ご理解とご協力を率直に訴えさせていただこう。
では、幹事会ではそんな話題ばかりだったかと言えば、そうではない。以下の事項も議事に織り込んでおいた。
④誌友拡大と、会員のステップアップ
《注記》「ステップアップ」とは聞き慣れない言葉かも知れない。東葛では一般の誌友の方(D会員)が大半である。しかし、当会の窮状を見かねて、維持会員(C会員)、同人(B会員)、A 会員へとステップアップをしていただけるならば、大いに歓迎したい。会務のお手伝いは出来ないが、維持会員(C会員)の登録くらいなら可能だ。そう仰る方はぜひ申し出て欲しい。制度をご活用願いたい。おかげさまで、少なからぬ会員のご理解を得てステップアップにつながったとは、永見幹事長の喜びの弁だった。
⑤会員募集の働きかけ
《注記》アミュゼ柏や中央公民館などの公的施設、あるいはスーパーマーケット等でよく見かける「会員募集」のチラシ。それを新規作成した。その出来はなかなかのもの。ごく一般的な配布用チラシとともに、ラミネート加工をした掲示用チラシも作った。これまたご活用願おう。
⑥新誌友活躍の場の設定(特に遠方の方への配慮)
《注記》こちらはおいおい誌面にてご紹介していく。
プラス指向の事務連絡もあった。下記二つ。
⑦第59回千葉県川柳大会我孫子市開催の件
《注記》千葉県大会は本年10月20日(日)、我孫子市けやきプラザ大ホール(我孫子駅南口徒歩1分)で開催される。我孫子市で開催するのは13年ぶりのこと。13年前と言えば、東日本大震災の起きた年であった。
にもかかわらず、我孫子市と我孫子市教育委員会の全面的なご後援を得て、当時最高の参加者(192名)を記録した(当会関連の出席者はナント68名)。
今回も、星野順一郎我孫子市長と過日面会し、前回以上のご後援を取りつけることができた。感謝申し上げたい。なお、記念講演「日本語の魅力と川柳の魅力(講師江畑哲男)という企画も盛り込まれている。こちらは同市教育委員会の後援。講演のみの参加者は無料とする方向。
⑧秋の東葛川柳大会
《注記》東葛の大会は、10月26日(土)に開催する。会場はいつもの柏市中央公民館5F 講堂。記念講演者も決まった。講師は西川佳克先生(元NHKテレビラジオ体操指導者)。演題、「刺激から始まる健康長寿〜にしかわ体操で心身共にリフレッシュ」。今からどうぞご予定下さい。
目標が決まると人間は元気になるものだ。頑張ろう!
川柳への高まる期待感
さてさて、コロナが明けても何となく世の中陰鬱ムードが続く。そんな世相へのアンチテーゼもあるのだろうか、川柳への期待が近年高まっている。それも川柳界の外側からの要請が少なくない。小生はたまたま全日本川柳協会の役員を務めている関係で、そんな追い風をつぶさに感じている昨今である。
具体的に申し上げる。今年だけでも、小生10カ所で川柳講演をすることになった(東葛関係を除く)。北海道、秋田県、静岡県などの吟社からの依頼が主だが、いささか風変わりな要請もある。老人大学は別にしても、労働組合の会合(春闘の意思統一の場)へのお招きや、税金関連の団体からの依頼、等々。これには正直戸惑っている。しかしながら、まぁ何かのお役に立つだろう(笑)、とポジティブに考えることにした。そんな一つひとつの努力が、川柳の普及と川柳文化の向上につながるものと信じている。