コラム

私の台湾紀行② 台湾30その後

コラム

2024年3月2日(土)、台湾川柳會晩宴「欣葉」(SHINYEH) 、台湾最高料理店貴賓室、貸切完全独占。

《如意雙彩》

香烤烏魚子・涼拌海蜇皮
滷九孔鮑
芋頭蝦巻
燉干貝魚皮白菜
蔥油龍虎斑
海参燴杏飽菇
特製中點
蟳仔米糕
牛蒡燉雞鍋
可口甜湯
欣葉麻糬

「編集部注」憲久氏からの原稿にあるのは「当夜のお品書き」。それをこのまま書き写せというご希望でしたが、じつはそれが大変でした。何しろ、漢字ばかり。おまけにその漢字が旧漢字だったり、特殊文字だったりしてなかなか出てまいりません。つくづく漢字って奥深いですねぇ。仕方ないので、一つひとつの漢字を検索して、編集部が打ち直しました。労力は通常の10数倍かかりました。いやはや、大変でした!

豪華すぎる中華が続く。食べきれない。もちろん、あわびが出てきた時は、殻を持ち帰ってしまった。私の席は4つあった丸テーブルのほぼ中央で、それだけで目立ってしまった。
日期0303(日)。台湾川柳会記念句会終了直後、295元(日本円で1500円しない)で、台北から高雄まで夜行バス座位19。三列で右一列の真ん中。淡水河の忠孝大橋を渡る夜景の美しさ。
朝6時高雄(KAOHSING) 到着。コンビニで若い女性が何を買うのか見ていたら、焼き立てパン。ウインナーソーセージもくるくる焼かれている。ここまでするのが台湾人。私は焼き芋二つを購入。高雄の美麗島のステンドグラスを一目見てから左營駅へ。
そこからTAIWANHIGHSPEEDRAIL
三日周遊券・護照號碼9689台湾高速鐵道(新幹線)。こちらからは空いている自由座(自由席)。ブラインド(カーテン)を降ろし外を見ていない贅沢な若い女性も。座席の配置は、進行方向右二列、左三列、日本と同じ。

「金を勝手に掘ってはいけません」

現行犯で私が台湾警察に逮捕されたわけではない。220キログラムという、世界最大の金塊に触れることが台湾では出来るという。1893年、金鉱発見で繁栄した九份。その近くの金瓜石(ジングアーシー)では砂金採りが出来るらしい。その砂金に少しあやかりたかっただけなのだが。
そう言えば、3月3日の國王大飯店の句会で、徳美栄子さんからもそのような話を伺った。徳見栄子さんは真面目で親切だった。「國立故宮博物院が雄大な自然の中にあること」、「太魯閣峡谷ではヘルメットを被って見学するところがある」、徳美さんは教えてくれた。
同日の懇親会では、「今夜はどこへ泊まるの?」と、何回も声をかけてくれたのは頼とみ子さんだった。ご心配頂き、有り難うございました。

台湾四日目。台北駅空間魅了散りばめ、さらに人。台湾美人登場。花蓮駅への夜行列車のホームを慌てて走る私の前に、駅案内の女性が私を待っていた。示された角を曲がろうとすると、彼女も焦る。
花蓮駅南北横断通路は優台。待合椅子の量も台湾一。朝一番列車で南東台湾へ。南国の素朴さを満喫。横の道路も車は走っていない。
高雄着。台湾1.5周目。高雄駅の上に小さな雲をいくつも作っている。高雄ではヨーロッパ風の路面電車が走っていて、90分で一回り。さらには、東回りで花蓮の隣の太魯閣へ引き返す。結局太魯閣は入り口だけになってしまって台北へ。
次の日?、台湾新幹線で世界的に有名な阿里山のふもとの嘉義へ。自由座(自由席)には入口がに博愛座(優先席)がある。台湾はすごいを通り越して偉い。私の背中の登山用リュックが重そうに見えたのか、若い男性が席を譲ってくれた。以上、駆け足の台湾紀行のご報告でした。

千葉憲久