定例句会

句会の表情(令和5年1月)

定例句会
酒井千恵子
  • 司会:角田 創
  • 記名:船本庸子、月岡サチヨ
  • 会場:アミュゼ柏1階
  • 出席者72名、欠席投句者39名

令和5年1月28日(土)、アミュゼ柏プラザにて東葛川柳会新春句会が開催されました。吹く風は冷たいですが抜けるような青空で、足取りも軽くなります。

10時30分、会場では『ぬかる道』の発送作業は大方終わり、本日のメインである創立三五周年記念DVD上映の準備が、制作会社代表植竹豊文氏らの手で着々と進められていいます。

11時50分、予定より早めに受付スタート、会費は、日頃の感謝を込めて千円(記念DVDのお土産付き)です。12時を過ぎて、関東甲信各地、ご遠方からのお客様も続々お見えです。また、特別な節目の新春句会だからと誌友の方々や傘下勉強会の方々もお姿を見せてくださいます。

3時15分、出句〆切。開会。(司会 角田創さん)

13時20分、記念DVD上映会&その裏話

「目で観る東葛川柳会」

第一部 草創期に思いを馳せて
第二部 35年の歴史を辿って
第三部 35周年記念大会を迎えて

江畑哲男代表とのトークセッション前、植竹氏は「皆さんがどんな気持ちで観てくださるかドキドキしています。昔のことを知らない方が多いので、楽しんでいただきたい。」と語っておられました。

第一部視聴後、名指しされた六斉堂茂雄編集長と笹島一江顧問は「諏訪神社での句会はとても楽しかった。畳・お茶・お菓子など懐かしい。」と感想を述べられました。

第二部編集の苦労話として植竹氏は「貴重な写真の整理が大変だった。編集しながら、歴史の力強さを感じた。」と述べておられました。

第三部について江畑代表は「35年という年月は感無量である。東葛川柳会は日本文化を愛している人たちの集まり。」と誇らし気に語っておられました。

最後に、植竹氏から「記録することは大事。40周年、50周年と思いは続く。」との力強い言葉をいただきました。

特選入りを喜ぶ風見子さん

 

江畑代表と植竹豊文氏、製作までの苦労話を語る

乱魚師、歴史を語る

 

上映のDVDに懐かしさを

14時40分、皆勤賞の発表。皆勤者24名と精勤者14名が発表されました。

さて、いよいよ新春句会のスタートです。

本日の出席者は72名、欠席投句者は39名の合計111名。文台は船本庸子さんと月岡サチヨさん、江畑代表は挨拶で、「昨年の35周年記念大会へのご協力ありがとうございました。大変なこともいろいろありましたが、長所で付き合いたいものです。今年は打って出ようと思っています。公民館講座など原点に帰って畑を耕そうと…」などと述べられました。

続いて本日の選者の高鶴礼子さんは「ノエマ・ノエシス」主宰。同じく八木せいじさんは川柳路吟社の主宰。日下部敦世さんは当会幹事。川崎信彰さんは当会副代表。いよいよ披講です。

新春句会受付のみなさん

 

小林信二郎さん、甲府から参加

宿題「計画」 高鶴礼子選

ご高選は言わずもがな、ハキハキ、キッパリとした明瞭なご披講は定評があります。礼子さんは三重県のご出身で、伊勢の国ゆかりのお菓子三品を特選の景品としてお持ち下さいました。さて、どなたに…?

宿題「デジタル」 八木せいじ選

ご披講に先立って、4月29日の京浜川柳大会(戸塚公会堂)のご案内がありました。バラエティーに富んだご高選と落ち着いてどっしりしたご披講をたっぷり味わわせていただきました。

宿題「試す」 日下部敦世選

記念DVDではコメンテーターをされていた敦世さん。完成版は未視聴とのことで、ご自身の話し声を選者エリアで聴きながらの選となったようです。お人柄ですね、あたたかい選句が多かったです。

宿題「自由吟」 川崎信彰選

副代表として今回初めて『ぬかる道』に巻頭言(東葛の6人の侍たち)を書かれたそうで、次は女性陣を誉めなくては…と。人間味あふれる選句と絶妙なコメントを交えながらのご披講は、最後まで皆さんを飽きさせることはありませんでした。

16時30分、令和5年新春句会は無事に終了しました。

私にとって句会は、日常からの脱出、最大の楽しみです。このところ三句連記以外は全没続きでしたが、新春句会では珍しく(平抜きではありますが)複数句抜かれ、嬉しくあたたかい気持ちになりました。

皆さま、来月もまた元気にお会いいたしましょう!