定例句会

句会の表情(令和5年5月)

定例句会
新井季代子
  • 司会:角田 創
  • 記名:伊師由紀子 伏尾圭子
  • 会場:アミュゼ柏1階
  • 出席者64名、欠席投句者32名

句会場のアミュゼ柏に私は11時頃到着。開場は12時30分からなのに会場の机や椅子のセッティングは既に完了しており、早くから句会の為に稼働してくれた方々に先ず感謝です。入り口には既にあいうえお順に『ぬかる道』がすっきり仕分けされて置いてあります。これは発送担当の志田則保さんが前日に自宅で袋詰め作業をし、名前シールを貼り、完璧に仕上げた状態で会場まで車で運んで下さるからこそ出来る事なのです。またまた発送担当に感謝して『ぬかる道』六月号を受け取りました。真っ先に巻頭言に目をやる。いつもは(代表・江畑哲男)と記してあるのが、今回は(副代表・永見忠士)となっている。もしかして、もしかしたらとの思いが強くなり、胸のドキドキが止まりません。続けてページを繰ると12ページに「皆さんへ」の短文が… 。ご心配をおかけしています。4月22日に入院、手術をして5月3日に退院しました。この間いろいろありがとうございましたとの囲み記事が目に入り胸をなで下ろしました。が、それでもなお副代表の永見忠士さんの所に駆け寄り、「今日代表は来られるのですか?自由吟の選はされるのですか?」とついついせっかちに尋ねてしまいました。「一応来られますが、自由吟の選は副代表川崎信彰さんが代選します」との事でほっとしました。四月句会でお目にかかれず、また五月句会でもお会い出来ないとなると一体どうしたらいいのだろうと途方に暮れてしまいます。

12時30分の開場と共に次第に会員の方々の姿も増え、13時頃江畑哲男代表が姿を現すと自然とあちらこちらで拍手が沸き起こり、「よく来られましたね」との声が上がりました。思い起こせば昔、学校の参観日に出席するよと朝は言っていた親がなかなか姿を見せず、じりじり不安に思っていたら漸く顔を見せてくれ安心した時の子供のような心境でした。

本日の披講前の句会メニューは江畑代表による川柳教室と気功でリフレッシュしましょうの二本立てです。14時少し過ぎ、代表が登壇、今回の入院手術の経過に始まり、川柳のおかげで助かった、川柳に救われた、そう感じる場面に幾度も出くわしたので、皆さん是非とうかつメッセへの作句をお勧めします。また、どこかで区切りをつけて句集を出して下さい、全日本広島誌上大会への投句もお願いしますと呼びかけて、疲れも見せず以前のように熱っぽく語られました。続く気功は兎に角、ゆったりとゆっくりと呼吸に注目して動く事が大切だとか。一にも二にも健康寿命を延ばす為に続けていきたいと思った事でした。

句会に元気に戻ってこられた江畑哲男代表

宿題「グリーン」小林信二郎選

現在、山梨県川柳協会の会長を務めておられる。柳友だった加藤鰹氏との様々なエピソードを披露して下さり披講を進められました。

宿題「うっとり」岩田康子選

小柄ながらピリリとして皆が認める達吟家の康子さん。玉三郎や赤ちゃんの句がとても多く相打ちになりましたとテンポ良く披講されました。

宿題「絡まる」小菅八柳選

最近東葛周辺の色々な大会へ出席をして賞を総なめ状態で活躍しておられる八柳さん、目がよく見えないと時々ぼやきながらも最後まで選を勤めあげられました。

宿題「自由吟(三句連記)」川崎信彰選

今年の全日本川柳広島誌上大会の選者となっている副代表の信彰さんですが、自分が三句連記の選をやってみて、改めて江畑哲男代表の偉大さに気づきましたと仰る。毎月当たり前のようにとうかつメッセの選をし、毎月当たり前の様に三句連記の選をやり、各勉強会で指導をし、各大会へ出て行かれるそのパワーには脱帽、感心しますとおっしゃりながらの選でした。副代表と代表、お互いの立場に立ち入ったからこそ気がついた、見えてきた事が沢山あったのでしょう。副代表と代表がしっかりと手を携えていってくれたら今以上の東葛になるだろうと思わせてくれる瞬間でした。


文台の伏尾圭子さん(左)と伊師由起子さん

句会が終り名残りの尽きぬ選者の小林信二郎さん

16時30分には句会が終了し、参加者で協力し合って机や椅子の跡片付けをして会場を後にしました。