免許返納をして車ナシ生活を始めてから、一年半程になります。返納後は、市から頂けるコミュニティバス一年間無料というパスを利用して、コミバスの乗り降りに慣れてみたり、どこの停留所がどの目的地に行ける所なのかを確めたりと、遊び半分⁈ではありますが、私なりに研究?学習いたしました。基本は歩くことに尽きますが、車移動ではしらなかった小道を抜けると思わぬ近道で目的地に着いたりと、面白い発見もございます。
返納したからといっても家籠りではつまらないので、散歩は当然ですが体力作りを兼ねて、たとえ一品でもいいからスーパーまで歩いて買いに行く、ということをしたり、疲れたら同じ徒歩圏内にあるマクドナルドやコメダでコーヒータイムをしてみたり。それなりに変化をつけて楽しみます。特に買い物の量が多くなり、カートやリュックの時は途中での休息は大事にします。またかさばる物や重い物は、娘や息子が車に乗せてくれる時に買うようにしています。
時にはバスでJR駅まで出て映画や買い物に出かけたりも、もちろんあります。以前は前方だけ見て運転していた道も、今は車窓からのんびり眺め緑や季節ごとの花を愛でるのもいいものでございます。
日常的にコミバスを利用して気付いたのは、本数が少ないので、知らない人と往復同じバスに一緒に乗り合わせるなんてこともございまして、「行きも同じでしたね」などとバスを待つ間に、他愛無いおしゃべりが始まります。そうして隠居もどきおばあちゃん達から(もちろん私も)家の近くの、本当に隣近所のコミュニティ情報を得ることもあります。それはお茶会だったり体操教室だったり、移動販売のことも知りました。ほとんどが、実際に徒歩で参加している方からのお誘いなので、ネットや広報誌で目にする情報より、現実的具体的で雰囲気も伝わり、口こみの強さ?でしょうか、気持ちが動くものもあります。
そんなこんなで、楽しく面白く過そうと、心がけてはいますが、やはり自由に運転して出かけていた頃とは、ライフステージが変わったことは、実感しております。この生活の変化で思い出されてくるのは、亡き母の晩年に、よく似てきたなあ‥‥ということです。
母も何か一品買うためでも、運動と思って歩くようにしてるなんて言ってましたし、家の中を整理整頓するのは日常で、縫い物が好きで孫(私の娘)の小さな服も、よく作ってくれていました。母達の年代は自分で運転などしない女性が多い時代でしたから、家の中で有意義に過すことに、慣れていたのかも知れません。私も母を思い出しながら、今日はガラスふきをしよう、今日はこっちの引き出し片付けてみよう、などと家の中をガサゴソしています。
車ナシより、やはりアリがいいと思います。ライフスタイルが変わったことは否めません。その中で、亡き母の生活を思い出させてもらったり、新しい発見や面白さを見つけることが、楽しくなりつつもあります。
私の隠居暮らし第一章です。
