定例句会

句会の表情(令和5年11月)

定例句会
酒井千恵子
  • 司会:角田 創
  • 記名:日下部敦世 中村久代
  • 会場:アミュゼ柏1階
  • 出席者62名、欠席投句者32名

令和5年11月25日(土)、アミュゼ柏プラザにて東葛川柳会11月句会が開催されました。予想された寒さもそれほどではなく、出席者62名欠席投句者32名の合計94名が元気に参加です。

12時30分  受付開始

14時    出句〆切

15時    開会・江畑哲男代表の挨拶

「11月末、寒い一日ですが元気に過ごしましょう。令和5年は私にとって忘れられない年になりました。…東葛川柳会の平均年齢は他吟社に比べ5〜10歳は若いのですが、病人が続出、今までの東葛流のようにはできないかも。会務に黄信号が灯っています」と。また、今年は『時事吟をまとめた出版物』の刊行を目標の一つにしておりましたが、入院・手術で叶いませんでした。「まだ孫に向学心は負けてない」の心境で、少しまとまった研究が今後は出来ればと考えております。いずれにしろ、お互い健康で、思いやりを持ちながら進んで行きましょう」と述べられました。

句会開始

司会は角田創さん。文台は日下部敦世さんと中村久代さん、配景は小林かりんさんと鈴木みつ子さん。
本日のゲスト選者は、各大会ですばらしい成績を収めていらっしゃる達吟家で水戸川柳会会長の佐瀬貴子さん。そして、川柳みるふぃーゆ代表で行動カ・宣伝力にあふれる島根写太さんと中嶋常葉さん。

宿題「ドア」佐瀬貴子選

ご披講前のショートのお話に引き込まれました。『人生の穴うめ名言集』(柳下要司郎著・幻冬舎)の中から貴子さんが感動された内容を三つ紹介。①南極隊員を感動させた三文字の電報 ②HONDAの社長の口癖 ③持てる男の心掛けとは。出席者をリラックスさせてからのご披講は落ち着いていて分かりやすく、存分に楽しめました。三句抜けの方も複数いらして、全没の私には羨ましい限りでした。また、サプライズで、出席者の千葉憲久さんから貴子さんに花束の贈呈があり会場を湧かせました。

宿題「童話」島根写太選

ご披講前に第2回全国誌上大会のご案内をされました。(江畑代表の紹介によりますと)現在、飛ぶ鳥を落とす勢いの「川柳みるふぃーゆ」、写太さん常葉さんお二人の選が楽しみ、と。写太さんは、初声から最後まで飽きさせないご披講で、また選句には優しさがにじみ出ていると感じました。

宿題「重ねる」中嶋常葉選

常葉さんは登壇されると「皆さんのお顔はドングリだと思って選者をさせていただきます」と宣言。文台との息もピッタリで、期待感を抱かせるご披講。色恋ばかりではなく人情味あふれる選句もステキでした。景品はおなじみの「入浴剤」です。

宿題「自由吟」江畑哲男選

「36周年記念大会、ありがとうございました。最大の立て役者は副代表兼幹事長の永見忠士さん。」と讃えられ、また、江畑代表の山梨大会参加への御礼にと来柏された山梨川柳会会長の小林信二郎さんと同会の重鎮鮎川弘子さんを紹介されてから披講に入られました。自由吟は選句の範囲が広く、とてもやりがいがあり面白いと。時折、句の添削や方言、阪神優勝の話題を混ぜながらの明る<楽しいご披講でした。そして、小林信二郎さんからのお土産は、哲男選の天位の方に渡されました。

定刻通り、11月句会は無事終了いたしました。来月はもう今年の締めくくりとなります。帰途ご一緒させていただいた柳友は、「今年のニュースから」に思いを巡らせていて、来月もやる気満々のご様子。

皆様、また来月、元気にお会いいたしましょう!

江畑代表をアシストする副代表のお二人
永見忠士さんと川崎信彰さん

早朝甲府を発ってご参加のお二人
小林信二郎さんと鮎川弘子さん

 

小島一風さんと新井季代子さんのお二人
「亡き妻の面影ダブルひとと居る」
(一風さんの本日の入選作)