中野彌生エッセイ

中野彌生エッセイ

ツバメがいた風景

もう随分長い間、ツバメを観ていません。ありふれた鳥なのに、ツバメは一体何処へ行ったのでしょう。この頃ツバメがいないと家族で話していたところ、何年もツバメに会えぬ初夏淋し朝日川柳(2024年5月25日付...
中野彌生エッセイ

パンダとの相性

私は非常に好奇心旺盛で、なんでも観たいとか覗き見したいタチなのですが、なぜかパンダだけは一度も見たいと思ったことがないのです。偶々テレビで、動物園で産まれたパンダを観たことがありますが、パンダとの御縁...
中野彌生エッセイ

ある夫婦

傘寿を過ぎた私は、時々すっかり忘れ去っていた昔のことを、ふっと何の脈絡もなく思い出すことがあります。髙校1年生だった頃のことで、もう65年以上も昔の話になります。朝の登校時に、時々一緒になる同じ髙校の...
中野彌生エッセイ

鶏たちに寄せて

2008年頃のこと、秋田県の比内地鶏が俄かに脚光を浴びる事件がありました。そのことが起きるまで、私は比内地鶏が非常に高価な鶏肉だとは知りませんでした。当時、秋田県大館市の鶏肉加工業者が、卵を産まない不...
中野彌生エッセイ

農水省事情

今年は辰年で、私の川柳会の互選は「龍」がお題となり、思いがけなく私の句が望外の票を得ました。役人の登龍門に閑古鳥世間では周知のことですが、内閣が官僚の人事権握ってから、役人はすっかり萎縮してしまったよ...
中野彌生エッセイ

川柳と共に

川柳に関わるようになってから振り返って見ますと、いつの間にか身辺に、川柳の種を捜している自分に気付くことがあります。元旦の能登半島の震災は、言葉には尽くせない悲惨な災害でしたが、そんな時でさえ川柳に詠...