中野彌生エッセイ

中野彌生エッセイ

雑巾の味

また暑い夏と共に、 81回目の終戦記念日がやって来ました。敗戦時に幼児だった私が、もう八十路を越えたのですから、生身で戦争を体験した人々や、当時を語れる人は、本当に少なくなってしまいました。敗戦後の混...
中野彌生エッセイ

ふんどし物語

八十路を過ぎたこの歳になっても、初めて聞いて驚くような話があるものです。江戸時代の庶民生活や、下町の風俗に詳しい人から聞いたのですが。その昔、江戸の下町の男たちは、周辺の女たちの気を引くために、自分を...
中野彌生エッセイ

タモリからの伝言

伝言と言っても、タモリから直接頼まれた訳ではないのです。つい最近のことでしたが、タモリが短く呟いたのを、偶然読んだことがありました。彼曰く「地名というのは土地の記憶なんだから、美しいとかいう理由で変え...
中野彌生エッセイ

驚愕について

ハイドンの交響曲に94番「驚愕」がありますが、彼はその曲を創ることで、一体何を表現したかったのか、かねてより関心を持っていました。彼が「驚愕」を作曲した意図を調べてみると、ハイドン自身が演奏をしている...
中野彌生エッセイ

髭面の存立危機事態

確かにこれと言った理由はないのですが、私は髭面が余り好きではありません。全く主観的ですが、髭面は不潔に見えて、近寄りたくない心地がするのです。日本では、芸術家とか会社勤務ではない自由業の人などに髭面が...
中野彌生エッセイ

ボクとベッキー

ある大学の研究チームが、「犬と暮らす子どもは、幸福度が高い」と言う論文を発表したそうです。それは幾つかの科学的データを集約したもので、犬は人を幸せにするのに役立っているらしいのです。そんなことから、む...
中野彌生エッセイ

動物福祉の揚げ足

2025年クリスマスのテレビは、例年通りバチカンのローマ法王が、世界の人々に祝福の挨拶を送る様子を伝えていたのですが、その日は法王サマよりも、もっと私の関心を惹く報道がありました。それは、フランス政府...
中野彌生エッセイ

玉子サンドは危ない

先日テレビのニュースで、某コンビニエンス・ストアの社長が、日本の店舗の好調ぶりを、機嫌よく話していました。外国からの観光客には、日本のコンビニの清潔さ・品揃え・サービスなどが好評らしいのですが。特にラ...
中野彌生エッセイ

高校野球放談

近年の夏は、命に関わるような危険な暑さですが、それでも甲子園では高校野球選手権大会が開催されました。試合開始時間をずらして、暑さ対策をした積りらしいのですが、それらは効果的だったとは思えず、この猛暑で...
中野彌生エッセイ

お国変われば

八十路を越えた歳月を振り返りますと、色々なことがありました。えっ? それ本当? と信じ難いこともありました。その昔ロンドンの青果店で、林檎を数個買おうとした時のこと、どれにしようかなと選んでいると、そ...