山田とまとエッセイ

ドラマ「月桂樹洋服店の紳士たち」

山田とまとエッセイ

珍しく韓流ドラマに自主的に?ハマってしまいました。自主的、とあえて言うのには訳がありまして、今まで韓ドラをきちんと観たのは、ブームになった「冬のソナタ」と「愛の不時着」の二作品だけだからです。
これは世間の人気と評判に便乗して、そんなに言うなら見てみようかナ、といった私のあまのじゃく的好奇心からでした。
それでもこの二作品は面白く、特に「愛の不時着」は主人公の恋愛劇を中心にはしていても、北朝鮮と韓国の違いや在り方、葛藤や時には軍事的要素もあったりして、盛り沢山な内容となっており、興味深く見続けることができたのでございます。

その後は友人のオススメの韓ドラを観たりもしましたが、なかなか見続けることができずどれも挫折。友人が言うには好きなタイプ、今風に言うと、推しの俳優にでも出会えたらいいのに、とのことでしたがそんなことも無いままで、自分は韓ドラとはあまり相性が良くないのだろう、とやり過ごしていました。

そんな私が、うっかり見続けてしまう韓ドラに最近出会ったのでございます。いつもはすぐにチャンネルを変えるのに何故にこのドラマに見入ってしまったか、といえばとにかく画面の中の役者達が、ひたすらムキになって悪口も含めて、言いたいことをガンガン言い合っているのです。それも大事件でもない日常のどうということも無い出来事で!そのシーンを目にして、引っ張られるように画面に見入ってしまいました。ストーリーも俳優も分らないまま、ただ驚いて目が点、とでもいうのでしょうか引きつけられてしまったのでございます。

普段の生活の中で、こんなふうに激しく言い合う場面とかましてや喧嘩などに出会ったことは、ほとんどありません。子供の頃からそういう空気になってくると(いやだなあ)と嫌悪を感じてしまい、避けたり逃げたりするのが常でした。自身を振り返っても喜怒哀楽を表現するということが少なく、特に怒の感情に関してはかなり少なく、心の中で○×△?!と思っても、自分の中で完結させてしまうことが多いのです。(もちろん例外もあり)

ですから誤解や勘違いされることもありましたが、後ろめたいものが自分に無ければそれでいいので、どこ吹く風でございました。そんな私の目の前に、この過激な場面はかえって新鮮で刺激的に映ったのかもしれません。
ストーリーそのものも単純かつ幼稚なくらいに分り易く、ユーモラスな面もありまして面白く見続けています。
ボンヤリしそうな脳みそにも、いい刺激かも⁈と思いながら、最後は登場人物みんなが丸く収まり、ハピーエンドで終わりますように、と望みながら観ています。ちなみにタイトルは、「月桂冠洋服店の紳士たち」という韓流ドラマでございました。

山田とまと