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ぬかる道

『ぬかる道』令和7年(2025)8月号

『ぬかる道』第454号 2025年8月1日発行 目次
中野彌生エッセイ

セント・オールバンスの壁

半世紀以上も昔の英国で、友人に誘われてセント・オールバンスと言う町を訪れたことがありました。その町は、ロンドンから北へ20 数キロの史跡の町です。ローマ時代の街道の遺跡が残るこの町は、ロンドンのターミ...
山田とまとエッセイ

手紙とメール

小学生のころから、手紙を書くのが好きだった。お気に入りの当時流行っていた水森亜土のイラストの便箋と封筒を、揃いで何パターンか持っており、その時の気分で絵柄を選んで書いていた。相手は当時同居していなかっ...
B29の贈り物

「B29の贈り物」③

富山空襲始まる「富山市の昭和20年8月2日午前0時」点けっぱなしの家の中のラジオが「JOIG(富山放送局のコールサイン)、これから、午前零時をお知らせします。」と言って、「ピッ、ピッ、ポーン」という時...
定例句会

句会の表情(令和7年5月)

新井季代子五月の句会場は先月に続き、柏市中央公民館です。この会場は柏駅からやや距離があるので、高齢化の東葛会員にとっては出向くのにいささかハードルが高い会場です。今日も出席者が大勢だとうれしいのだが…...
ぬかる道巻頭言

【『ぬかる道』第453号 巻頭言】
『東葛愛は川柳愛 』

巻頭言『東葛愛は川柳愛』 江畑 哲男最初に、ある方からの手紙をご紹介する。「東葛川柳会を愛して巳まない……」ベテラン会員からの手紙である。励まされる文面だった。ご寄付も嬉しかったが、何よりその文面に心...
ぬかる道

『ぬかる道』令和7年(2025)7月号

『ぬかる道』第453号 2025年7月1日発行 目次
中野彌生エッセイ

親知らずの記憶

半世紀以上も昔の1968年のことです。当時、ロンドンに在住していた私は、全く予期しなかった「親知らず」のトラブルに見舞われたことがありました。少し生え始めた親知らずが、歯茎に悪さをして、炎症を起こした...
遊人のユーモア・エッセイ

月に光はあるか

英語で俳句らしきものを作っている。日本語で作る俳句の英語訳ではない。以前、「Blue Apples」というHAIKUの会を主宰していた。そこのモットーは「Feel in English, Think ...
B29の贈り物

「B29の贈り物」②

空からビラが・・「富山市の昭和20年7月29日」夏休みに入っても、近所に同じ年代の男の子がいなかった所為か、戦時下の危なさの所為か、外で遊ぶことは稀であった。何時警報が出ても、すぐ家に帰れるように、あ...