コラム

遊人のユーモア・エッセイ

饂飩

あちこちで打ち立てうどんのお店ができている。味も本場の讃岐うどんに劣らない。どうやら、うどんの逆襲が始まったようだ。今まで、うどんの立場は弱かった。どこか惨めささえも漂っていた。蕎麦はルチンたっぷりの...
中野彌生エッセイ

トリセツ

トリセツと言う言葉を初めて見たのは、5~6 年くらい前のことでした。本屋で新刊書を見ていた時、小冊子の表紙に「○○のトリセツ」とあったのですが、時流からは相当遅れている私には、トリセツの意味がさっぱり...
ぬかる道巻頭言

【『ぬかる道』第444号 巻頭言】
『キャッチコピー効果』

巻頭言『キャッチコピー効果』 江畑哲男アメリカ大統領選が始まった。いよいよ、である。アメリカの大統領というのは、単なる一国の指導者ではもちろんない。良い意味でも悪い意味でも、世界のリーダーなのだ。ゆえ...
遊人のユーモア・エッセイ

かんちがい

古今東西、人の世にかんちがいはつきものである。結婚なんかは最大のかんちがいかもしれない。生まれ育ちも違う、見も知らなかった男女が、一つの家で何十年も一緒に暮らすのであるから、かんちがいでもしていなけれ...
中野彌生エッセイ

K苑にて

K苑は、我が家から車で20分ほどの静かな田園にある特別養護老人ホームです。1994年頃で今から30年も前のこと、しばらくK苑に関わった日々を思い出します。当時の私は、余り深く考えもせず、何ら積極的な意...
ぬかる道巻頭言

【『ぬかる道』第443号 巻頭言】
『大会花盛り』

巻頭言『大会花盛り』 江畑哲男コロナ禍を超えて、川柳界は秋の大会シーズンを迎えた。緊急避難措置としての誌上大会はほぼ消えて、コロナ前の姿に戻ったのではないだろうか。川柳は「座の文芸」と言われる。愛好家...
遊人のユーモア・エッセイ

親切なクリーニング屋さん

魚屋さんには「元気」が似合い、靴屋さんには「貧乏」が似合う。クリーニング屋さんは絶対に「親切」だと思う。人が汚したものをきれいにしてくれるのは親切な人に違いない。家に三十年以上通ってくれていたクリーニ...
中野彌生エッセイ

ある家族の戦後

敗戦から79回目の8月15日が巡ってきました。最近、姉からのメールに、「黒柳徹子の『続 窓際のトットちゃん』を読みました。トットのママの疎開時の奮闘振りから、敗戦後の大連で、お母さんが物凄い頑張りで私...
ぬかる道巻頭言

【『ぬかる道』第442号 巻頭言】
『第五土曜日は美味しい』

巻頭言『第五土曜日は美味しい』 江畑哲男年に数回、およそ三カ月に一度の割合で、第五土曜日がやってくる。第五土曜日の存在は有り難い。「美味しい」と書いたのは、「便利だ」「使い勝手がよい」である(念のため...
遊人のユーモア・エッセイ

オランダ人は背が高い

十二月のアムステルダムは寒かった。緯度にして稚内と樺太の間ぐらいにあるのであれば、これは当然だ。寒い上に天候が晴れない。いつも重い雲が空をおおっている。古色蒼然とした町の建物も、なにか陰気臭い。これで...