コラム

中野彌生エッセイ

ナツメの木のあった家

敗戦後の幼少期を、片田舎で暮らしたあの頃から、70年以上も経た今頃になって、これまでに一度も思い出すことのなかった人々が、ふと蘇えってきて不思議に思うのです。1952年(昭和27年)私が小学4年生の頃...
遊人のユーモア・エッセイ

ゴルフ嫌い

ゴルフが嫌いになった。嫌いになったのには単純明快な理由がある。でも、理由を述べるのはやめておこう。悪いことに、ゴルフを好きな人まで嫌いになった。特に、私よりもうまいゴルファーなど大嫌いになった。ご当人...
山田とまとエッセイ

日本人形

三月雛祭りの頃となり、テレビでも地域の祭りが紹介されあちらこちらの雛人形を目にする機会に恵まれた。見ているうちに幼い頃、母が飾ってくれた段飾りのお雛様を思い出した。まだ小学生になる前くらいのことだった...
ぬかる道巻頭言

【『ぬかる道』第450号 巻頭言】
『ラブレター from 台湾 』

巻頭言『ラブレター from 台湾 』 江畑哲男その昔、「カナダからの手紙」というヒット曲があった。平尾昌晃と畑中葉子のデュエットだった。「🎵ラブレター、フロム、カナダぁ♪」で始まる、アノ曲だ。昭和5...
中野彌生エッセイ

コロナ禍放談

世界中がコロナ禍に巻き込まれてから、2025年正月で満5年が経過しました。誰もみな感染の恐怖と行動制限などで、未曾有の体験をしたのですが、驚くことに酷い目に遭ったその割には、当時の記憶が徐々に薄れそう...
遊人のユーモア・エッセイ

モンマルトルの武勇伝 続き

この安岡力也は怖かった。体もでかいし英語も上手い、何と言っても声が良い。これで上ずった半オクターブの声だったら、ずっこけをかます所だが、決して期待を裏切らないそれなりの声である。きっとモンマルトル界隈...
ぬかる道巻頭言

【『ぬかる道』第449号 巻頭言】
『句会を活性化しよう』

巻頭言『句会を活性化しよう』 江畑哲男コロナは終わった!今こそ、句会を活性化しよう!三年余のコロナ禍を超えて、楽しく生き生きとした句会を甦らせたい。そんな夢と抱負を抱きながら、本年の活動をただいま本格...
中野彌生エッセイ

消えた仕事

最近の新聞に、昭和にはあったけれど、今では無くなった仕事の記事があり、それを読むと様々な思いが交錯しました。それらの仕事は、昭和の暮らし振りの貧しさを浮き彫りすると共に、物凄い速さで利便性を求めて、社...
遊人のユーモア・エッセイ

モンマルトルの武勇伝

ポン引きと呼ばれる客引きのお兄さんに良く好かれる。理由を考えることがある。1. お金を持ってそう、2. 好きそう、3. 誘惑に弱そう、4. 決断が速そう...違う違う全部違う。強いて言えば4. 決断が...
山田とまとエッセイ

二人のおばあさん

電車で席を譲られるようになってから、どのくらいになるだろう。私はいつも喜んでその親切を受け取り、心からの感謝の言葉を述べることにしている。 そんな私が、ある日乗った電車内の出来事。コロナ騒動以前の話。...